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香川漆器
香川には3つの異なる漆塗りの技法があります。
蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)。


存清(ぞんせい)
黒、朱、黄、緑などの色漆を数十回、多いものでは百回以上も塗り重ねて厚い漆の層をつくり、この色漆の層を彫刻して立体感のある模様を彫り出す技法です。


蒟醤(きんま)
藍胎(竹ひごで編んだ素地)や指物、挽物、刳物を素地に布着せ、堅地をつけ、その上に漆を塗り重ねて乾燥後、
ケン(特殊な彫刻刀の一種)で模様を彫ります。


彫漆(ちょうしつ)
漆を塗り重ねた表面を筆で色漆の模様を描き、漆が乾いた後、模様の輪郭を剣(存清専用の彫刻刀)で線彫りしたり、
彫りくぼみに金粉や金箔を施す方法です。

漆器の歴史
9000以上
長年の歴史
漆に関する最古の記録は、9000年以上前の縄文時代にまで遡ると言われています。考古学者たちは、今日知られている最古の漆塗りの工芸品の一つとして、赤い漆を塗った椀やその他の装飾品を発見しました。
アジア全域への影響
漆は古代中国をはじめ、アジアの一部の地域で、主に木材の防水・保護を目 的として広く使用されていました。時を経て日本は独自の漆塗り技術を発展させ、より高度な芸術へと発展しました。
職人技
漆器が進化を続けるにつれ、日本各地で独自のスタイルが確立されてきました。香川県には4つの独特な技法があり、それぞれ異なる美意識を持っています。
貴重な資源
現在でも漆を生産している場所はごくわずかで、熟練の職人の高齢化による減少も相まって、漆の価値は年々高まっています。そのため、漆はその貴重さから「血の雫」とも呼ばれています。
一本の漆の木から採取できる漆の量は、10~15年の寿命でわずか180~200g程度です。
漆は手作業で正確に採寸され、4ヶ月かけてゆっくりと採取されます。
木を傷つけないように、切り込みは細心の注意を払って計画し、
測定する必要があるため、漆を抽出するために機械は決して使用されません。
岩手県は世界最大の漆生産地であり、合成代替品がないため、
漆畑は現在ユネスコ世界遺産に指定されています。

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