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OUR STORY


― 息から筆へ ―
マインドフリー書道は、技術からではなく、呼吸から生まれました。
ある朝、白い和紙の前にただ座り、言葉も、目的も、評価も手放して、筆を取ったときのこと。
墨がゆっくりと紙ににじみ、線が自然に動き出しました。
そこには文字ではなく、今の自分の「こころ」が映っていました。
その瞬間、私は気づきました。
書道は、上手に書くことから始めなくてもいい。
まず、力を抜くことから始められるのだと。
マインドフリー書道は、うまく書くことではなく、深く感じることを大切にします。
比べず、競わず、評価せず。
ただ「いま」の自分と向き合い、呼吸と共に筆を走らせる――
その時間こそが、この書の本質です。
日本の伝統書道に根ざしながら、誰にでも開かれたこの書のかたちは、
完璧よりも「在ること(being)」に価値をおく、静かな道です。
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